「春の風」
君は春の風みたい
いつも優しく揺れている
そよぐ風に誘われて 街を歩こう
何処まで行けば君に会えるの
僕の心は 風任せ
君は春の風だから
時に気まぐれ荒れ模様
すさぶ風に流されて 街を彷徨う
何処まで行けば君に会えるの
僕の心は 風任せ
君は春の風になり
何所か遠くへ消えてゆく
揺らぐ風に包まれて 街を漂う
何処まで行けども君に会えない
僕の心は・・・
風任せ
「怪しい?赤いセミアコ」の話~その一
ネットを閲覧していて、ふとしたことでアマゾンを覗いたらこのギターが目に入った。
赤いセミアコである。昔好きだった「チューリップ」というバンドの安倍さんを思い出した。赤いセミアコといったら、安倍さんである。
背の高い安倍さんはこのギターが良く似合っていた。確か7年前に病気でこの世を去られた。64歳だったと記憶している。残念である。
で、このセミアコ、価格が何と16830円という破格の値段である。一瞬見間違いかと思ったが、何度見直してもその値段だ。
何だこれは!?間違いかと思いじっくり見てみると、“grote”という聞いたことのないメーカーのものである。早速ネットで調べてみる。
が、情報が殆どない。中国のメーカーであることは分かった。それくらいしか分からず、途方に暮れる。でも、いわゆるパチもんではないようだ。
堂々と自社のロゴを表示している。レビューを読むと、これを買った人は皆それなりに満足しているようだ。コスパ、抜群!という感じらしい。
これは買いだ。心の中で何かが弾けた。もう何十年もギターなんて弾いていない。いや、そんなことは関係ない。これは安倍さんへのオマージュだ。
そう思うともう、購入手続きへ進んでいた。で、とにかく購入。
「紙飛行機」
空は高く何処までも青く
その眩い日差しは
僕の眼差しを遮る
・・・貴方の姿を見失う
遠く微笑む貴方に
僕の声は届かない
いくら手を伸ばしても
貴方の影をも掴めない
遠く微笑む貴方に
僕の想いは通じない
何か囁く
貴方の言葉も聞こえない・・・
遠く過ぎ去った日々の想い出は
そっとポケットに忍ばせて
歩いて行こう
見つめよう
果てしない未来を・・・
若き日の貴方への想いは
紙飛行機に乗せて飛ばしてしまおう
2度と帰る事のないように・・・・